日本針路研究所

2014.10.19 シンポジウム 領土問題の打開策を探る

報告
岩下明裕さん 北海道大学教授 北方領土:現地の視座で考える
岡田 充さん 共同通信客員論説委員 尖閣諸島:自治体で特区設定非国家化を
若宮啓文さん 日本国際交流センター 「竹島と独島 友情の島への夢想」再考

 尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる緊張が大きく報道され、竹島(韓国名:独島)も「北方領土」も係争点です。11月にはAPEC首脳会議が北京で開催され、ロシアのプーチン大統領の訪日も予定されています。
 領土問題は最重要課題の一つですが、なかなか打開策が見つかりません。集団的自衛権の行使容認などの軍事的対立の強化ではなく、〈友愛外交〉こそが求められています。この問題のエキスパートである3人のパネラーから問題提起していただき、打開策を探りたいと考えます。
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2014.5.18 討論会 法律・弁護士・市民運動

講師 澤藤統一郎さん 弁護士

 法律について触れたり考えることはあまりありませんが、何かの課題や要求を実現するために市民活動を展開する際にも法律と直面します。裁判に関わらないなら弁護士と出会うこともないでしょうが、実は弁護士はこの社会が真っ当な社会であるようにさまざまな仕事をしています。〈知る権理〉を確保するためにも大きな役割を果たしています。
 弁護士として活躍している澤藤さんの話を聞いて、考えよう!

報告: 四月一三日、文京区民センターで「討論会・法律・弁護士・市民運動」が開かれた。講師は澤藤統一郎さん(弁護士)。司会は村岡到。主催は日本針路研究所。 澤藤さんは、敗戦後に弁護士法で〈弁護自治〉が明確にされたことの意義を強調した。弁護士は弱者の権理擁護のために存在する。質疑では裁判員裁判をどう考えるかの質問に、裁判の目的=被告人の人権の擁護を貫く事件の解明に照らして評価しなくてはならないと明らかにした。

2014.2.16 討論会 近代国家の宗教性と天皇制

講師 菅 孝行さん 思想家

 近代国民国家における〈支配〉には三つの次元が存在する。第一に生産関係、第二に権力による統治、第三が幻想の共同性による観念の馴致である。第三の次元には何らかの宗教性が関与する。それは国家が〈国教〉をもつか否かとは次元を異にする問題である。
 敗戦によって、日本国家は、君主(天皇)主権の君主制国家ではなくなった。しかし、共和制国家でもない。元首でない、主権をもたない君主(象徴)の立憲君主制国家が成立した。
 天皇制を守って貰った裕仁は東条合祀後の靖国には参拝していないし、明仁もそれを踏襲している。戦後民主主義と国体を折り合わせ、父の密約を延命させようとしている。
 何が問題なのか、歴史的に考える機会として、ぜひ参加して討論しよう!
テキスト:『プランB 』43号 菅 孝行論文